2006年5月19日

Al Jarreau - This Time


Al Jarreauというのはもう四半世紀の間、ずっと僕のフェイヴァリット・ヴォーカリストの一人であるのだけれど、彼のアルバムの中で何が一番好きだろう?と自分に問うても、かなり迷ってしまう。
80年代のAOR全盛期に繰り出された"This Time"から"L Is for Lover"まではまったく甲乙つけがたく、94年の"Tenderness"は、クオリティの面で彼のピークではないかと思う。
(Tendernessについては懐かしのレーザーディスクで持っているものの、プレーヤー故障のために再生できず。 早くDVDにならないかな・・・。)
個人的にという面では、アル・ジャロウに最初に遭遇した"This Time"が一番のお気に入りになるかな。

"This Time"というアルバム、猫も杓子もSpainの名演ばかりが取りざたされる傾向がある。
確かにこのSpainは凄い!
何度聴いても飽きないし、バックミュージシャンもそれぞれが最高のプレーで、アル・ジャロウのヴォーカルに応酬している。
特にSteve Gadd。
Gaddのドラミングって、テクニックの面で今の超絶ドラマーの影に潜んじゃう部分があるのだけど、歌もののバックではやはり最高のドラマーの一人じゃないかな。
Spainでのドラミングは最初から最後までかっこいい。
あとはLarry Williamsのキーボード。
この人、Saxソロもバリバリなのに、"天は二物を与えちゃったのね"というくらい、この曲のローズのバッキングとシンセソロがキマりにキマってる。

特に僕が好きなのは、4曲目のAlonzo。
テクニカルなスキャットが得意中の得意で、「歌う楽器」とまで言われたアル・ジャロウが、その対極にある伸びやかなヴォーカルで歌い上げてる。
個人的にLook to the Rainbowというライヴアルバムの、Letter Perfect、Rainbow in Your Eyesなどの雰囲気が大好きなのだが、Alonzoのヴォーカルは伸びやか感でそれらに匹敵する。

多分、アル・ジャロウはずっと聴き続けるでしょう。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://nardis.sakura.ne.jp/web/mt/mt-tb.cgi/7

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)