Bill Evans - At Shelly's Manne-Hole
ビル・エヴァンスの作品のなかで、かなりリラックスして聴けるものというのは珍しいかもしれない。(勿論、主観のレベルだが。)
この“At Shelly's Manne-Hole”は、1963年5月、カリフォルニアのシェリーズ・マンホールに出演したときのライヴ音源。
この演奏には逸話がある。
エヴァンスは最初、旧友のレッド・ミッチェルとのデュオで演奏していたが、途中から他のツアーから戻ったチャック・イスラエルに変わる。
元々ドラマーが不在だったのだが、ピアニストのクレア・フィッシャーの推薦で、エヴァンスの演奏を熱心に聴きに来ていたラリー・バンカーが演奏に加わる。
所謂即席トリオと言ってもいい。
ところが、しっくり来る。
ここで聴けるのは、エヴァンス特有のピーンと張りつめた緊張感あふれる演奏ではなく、肩の力が抜けたリラックスした演奏である。
即席トリオだから、オリジナルが少なく、スタンダードナンバーを中心に構成されているのも、リラックス感を助長しているのかも。
ラファロ・モーシャンのトリオと比較すると、刺激は少ない。
鋭いインタープレイもなく、不満に感ずるリスナーも多いかもしれない。
でも、ここで聴ける「The Boy Next Door」なんかのリラックス感は、個人的には癒しなんだなぁ。
Bill Evans - At Shelly's Manne-Hole
1. Isn't It Romantic?
2. The Boy Next Door
3. Wonder Why
4. Swedish Pastry
5. Love Is Here to Stay
6. 'Round Midnight
7. Stella by Starlight
8. Blues in F
9. All the Things You Are


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