2008年1月10日

Scott LaFaroのベースの真髄は4ビートにある

Scott LaFaroという人は、本当に凄いベーシストである。
ミュージシャンとしての活動は、1961年に交通事故で急逝するまで本当に短いものだが、それまでのジャズベースの概念を完全に覆してしまった。
ビル・エヴァンスのトリオで聴けるラファロの攻撃的なインタープレィは、"リズムセクションとして、たまにソロを取る楽器"という常識を書き換えてしまったし、Jaco Pastoriusに代表されるその後のベーシストに道を拓いたといっても過言じゃない。

しかし、インタープレィの凄さばかりで、あまり取りざたされないのは、LaFaroのベースの4ビート奏者としての顔である。
Booker Little久々に聴いたTime盤の「Booker Little」。
このアルバムは、1960年4月、LaFaroが弱冠24歳のときの録音だが、ここで聴けるLaFaroのベースの凄さは、インタープレイじゃなくて、うねる様な4ビートの極太ウォーキング・ベースだ。
これは、LaFaroがエヴァンス・トリオに在籍中のセッションで、拙サイトで書いたThe 1960 Birdland Sessions」の合間にあたる。
冒頭の"Opening Statement"一発で、その凄さを体感できる。
ベースラインは流暢かつ非常によくスイングし、グルーヴし、僕のようなリスナーさえ唸らせる。
ジャズ・ベースに興味ある人には是非聴いてもらいたい逸品。

ちなみに、このアルバムのリーダーであるBooker Littleも、この翌年の1961年に、23歳という若さでこの世を去っている。
惜しいなぁ。
トランペット奏者としてのBooker Littleも素晴らしいけど、この音源を聴くと、作曲家としての彼の才能はこれから開花するはずだったのに・・・と思ってしまう。

Booker Little

1. Opening Statement
2. Minor Sweet
3. Bee Tee's Minor Plea
4. Life's a Little Blue
5. The Grand Valse
6. Who Can I Turn To


Scott LaFaro

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コメント

ラファロの4ビートは本当に跳ね馬のように生き生きとして躍動感にあふれています。
本当に天才的なベーシストですよね。

ギターを弾く青年 さま

久々のコメント、ありがとうございます。
そう!躍動感ですよね。
早死にしなかったら、ジャズベースの形ももう少し変わっていたかもしれませんね。

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