2005年5月29日

Miles Davisの「Four And More」と「My Funny Valentine」

この2枚、同日に録音されたライブを2枚に分けたアルバムです。
雑誌なんかを見る限り、”ひょうろんか”の皆様はどちらかというと「Four and More」をお勧めされるケースが圧倒的に多いように思います。
でもどうなんだろう・・・?
JAZZに限らず、音楽って聴く状況や気分によって印象が変わったりしますよね?
何となくちょっと熱いグルーヴを求めるなら「Four And More」、ちょっとセンチメンタルな気分に浸りたいときは「My Funny・・・」なのかもしれません。
個人的な好みを言わせてもらうと、私は断然「My Funny Valentine」ですね。
確かに「Four And More」の演奏たるや、そのグルーヴに圧倒されてしまうのですが、あまり構えないで聴ける「My Funny・・・」のほうが好みに合っているようです。
しかしまぁ、この日のバンドの演奏は本当にキレキレで、まだ坊やなはずのTony Williamsなんかはまさに驚異的!
特にAll of Youのピアノソロまわりが好きで、ピアノソロに仕掛けていくドラムなんかを聴いてると、静かな中にスリルとユーモアを感じさせる演奏になっています。
そういえばハービー・ハンコックって創価学会員なんだよなぁ・・・。
関係ないけど。。。
Stella By Starlightのマイルスのソロの合間に観客の一人が叫ぶところなんかは、このライブを聴いていた観客と妙な一体感ができるようで、不思議と感激してしまいます。
George Colemanって、よくColtraneと比較されがちですが、相当過小評価されているサックス奏者ですね。 もっと評価されてもいいんじゃないかな? 彼の前にこのバンドにいたColtraneがあまりに凄すぎるんで、ちょっと気の毒な気もします。

そんなことを考えながらAmazonで検索していたら、このアルバムがセットになって出ていました。
お買い得かもしれません・・・これ。

どちらにしてもお勧めです。
片方聴いて、片方聴かないなんてことのないよう、お願いします。(笑)

The Complete Concert 1964: My Funny Valentine + Four and More

2005年5月28日

Todd Rundgrenは魔法使い?

もう約30年も前からトッド・ラングレンというミュージシャンの大ファンです。
彼のことを奇才とかミュージシャンズ・ミュージシャンという呼び方を多く目にしますが、私は彼こそ「メロディ・メーカー」だと思ってます。
トッドの「A Wizard, A True Starというアルバムを聴くと、嬉しくなるようなメロディが溢れてます。
アルバム・ジャケットもサイケデリックで「大丈夫かなぁ」なんて印象をうける方も多いと思いますが(確かにサイケな曲もあります・・・w)、粋なメロディの小唄のオンパレード。
DTMがこれだけ進化した時代では多重録音なんて当たり前になっていますが、
このアルバムが発表された1973年頃では、非常に先進的な試みだったと思います。
少しプログレっぽいところもありますね。
"You Don't Have To Camp Around"
"Does Anybody Love You?"
"I Don't Want To Tie You Down"
などなど・・・
ほとんどが2分もない短い曲ですが、こんな曲がアルバム全体に散りばめられるように編成されています。

音楽の一番重要な要素はメロディだと思っています。
そういう点で、個人的にはRAPなんかには全く興味が湧きません。
BeatlesやBurt Bacharach、古くはRichard Rodgersなんかが好きですが、
Rockという音楽表現の中では、最もお気に入りのメロディ・メーカーがトッドなのです。

おまけ的な要素ですが、若き日のDavid SanbornやMicheal Breckerのプレイが聴けるのも面白かったりしますね^^;

http://www.tr-i.com/



2005年5月22日

The Jazz Channel presents Chaka Khan

Tsutayaで「The Jazz Channel presents Chaka Khan」というDVDを借りてきて観ました。
タナボタというか、ドラムがVinnie Colaiutaだったことに思わずニヤリ。
ドラムがよければバンドは引き締まるのです。
一曲目は抑えた感じのシャッフルのインスト・ナンバー"Dark Street"。
でも印象的にはこの一曲目がこのDVDの中でのベストかなぁ。
ピアノもいいし、雰囲気出てます。
チャカは2曲目の"Them There Eyes"からの登場するのですが、
なんとなくしっくり来ません。
70年代のファンクの頃のチャカに対する先入観からかもしれませんが、
この歌い方はジャズには合わないのでは・・・?
その昔、あるアルバムで"Be-Bop Medley"を超ファンク的なアレンジで歌ったのは面白かったのですが、やっぱりこの人には"Whatcha Gonna"が似合うなぁ。
全体的にイマイチ感が残るDVDでした。

The Jazz Channel presents Chaka Khan

2005年5月21日

Chris Conner 「バードランドの子守唄」

久々にクリス・コナーのLullaby of Birdlandを聴きました。
私はジャズのなかでもヴォーカルものという分野はあまり得意ではありません。
聴くといったらナット・コールかこの人くらいかな。
ですが、このアルバムは初心者、また結構詳しい人、両方にお奨めしています。
なぜならこのアルバムが、適当に流しっぱなしにして雰囲気を出すのにもいいし、
真剣に聴き込むのにも、どちらもいいからなんです。
選曲の良さは勿論のこと、ジャズにリラクゼーションを求めるなら、
最高の1枚ではないでしょうか。
ちょっとハスキーな声で、黒人ヴォーカルのようなしつこさがないので、
飽きることもありません。
お奨めの1曲は"Cottage For Sale"かな。
他にもいいバラードが目白押しって感じのアルバムです。

Chris Conner「バードランドの子守唄」

2005年5月16日

"DESIRE" by Tom Scott

たまに音楽を聴いていると、びっくりするほど美しい演奏に出会うことがあります。
昔聴いていたCDをアトランダムに流していて、
Tom ScottのDeireというアルバムに入っている"The Only One"という曲の、
Victor Feldmanのピアノソロの美しさを再認識しました。
とにかく、この上ないメロディを奏でてくれちゃってるわけで、
そのソロパートを何回もリピートして聴いてしまいました。
このアルバムって、スタジオでほとんど一発取り状態で録音されたらしいのですが、
その完成度たるや、素晴らしいものがあります。
(っつうことは、ミキシングの勝利だったりするのでしょうが・・・)
一方で、この曲以外はあんまり面白くない印象のアルバムです。
やはり、アルバム中で秀でた曲があると、他の曲ってあんまり耳に入らなかったりするんですよね。

2005年5月15日

TOMITA LAB (冨田ラボ)

ワケあって(?)冨田恵一のサウンドはかなり昔から聴いています。
去年、アナログ盤の「KEDGE:Complete Samples」をCD化しましたが、
多くの方が言われる「完成度の高いサウンド」という意味では当時から一貫していますね。
SOULHEADをフィーチャーした「Like A Queen」が2月に発売されましたが、
いい意味でリズムの洪水のような曲です。
私はこの曲を聴いて、EW&Fを連想しました。
しかも作詞が吉田美奈子さん。
我々の世代、大学時代にTOWNやMONSTER IN STOMPなんかを聴いて、
その歌の上手さやサウンドの格好良さに憧れた存在です。
このようなマッチングをするなんて憎いですね^^;
色々な方が冨田サウンドの完成度の高さを述べてらっしゃるようですが、
「決して妥協しない」というプロらしさを感じさせるミュージシャンであることは確かです。
彼の創り出す音に関して言えば、栗原淳さんの「月のしずく」という曲を聴いたときに、
打ち込みという音楽そのものが遂にここまで来たか・・・と感じたのを想い出します。
冨田サウンドでお勧めと言えば、自身が作曲した畠山美由紀さんのWILD AND GENTLEに収録されている「罌粟(けし)」という曲。
いつもアレンジとかプロデュースで脚光を浴びる冨田が
ソングライターとしての存在を強くアピールする素晴らしいバラードです。

http://www.tomitalab.com/
http://www.miyukihatakeyama.com/

2005年5月13日

Jeff Porcaroというドラマー

基本的に私の音楽趣味路線はジャズですが、
4ビートばかり聞いているとたまにはタイトなリズムが欲しくなります。
そんな時に決まって聴くのがJeff Porcaroのドラムです。
8ビートを叩かせたら、Jeffがサイコーなのです。
残念ながら1992年に38歳という若さで他界してしまいましたが、
テクニックではなく、「音」と「ノリ」だけで聴き手を魅了してしまう稀有なドラマーでした。
彼のドラミングは、在籍したTOTOのアルバムでだけでなく、
参加した膨大なセッション・ワークからも聴くことができます。
その数がまたハンパじゃなく多いので、
ブチ当たったアルバムで、「あれ?これもJeffだったんだ・・・」というパターンにも結構出会ったりします。
かくいう私も、高校時代にドラムをやっていて、
その時のレパートリーがラリー・カールトンのROOM 335。
当時はJeffの偉大さに気づくこともなく、カールトンのお抱えドラマーであった
John Ferraroをお手本にしていました。
何ともったいないことか・・・。
Jeffのセッション作品でお勧めとなると選ぶのは難しいのですが、
Gap Mangioneの"Suite Lady"というアルバムに入っている"I Don't Know"
という曲のドラミングが大好きです。
Greg MathiesonのBaked Potetoのライブに入っている同名の曲の、
恐らくオリジナル・テイクじゃないかな?
間違いなく廃盤でしょうが、LPならwww.amazon.comでは売られているようです。
あとは、Barbra Streisandの"Wet"に入っている、"Come Rain or Come Shine"。
ジャズのスタンダードナンバーですが、静かなバラードに素晴らしいカールトンのソロ、
Jeffのイブシ銀のプレイは最高です。

Gap Mangione - Suite Lady

2005年5月12日

キース・ジャレットのDVD

キース・ジャレットのDVDが3月に価格改定されて再発売になりました。
昔、レーザーディスクプレーヤーを持っていて、
キースの映像はFour Nightsという豪華(?)箱入りセットで購入し、愛聴していました。
が・・・、レーザーディスクプレーヤーが故障してからというもの、
宝の持ち腐れで単なる飾りとして家の隅に追いやられていたキース。
大復活です。
今回購入したのは、
 ・スタンダーズ・ライヴ '85
 ・スタンダーズ・ライヴ II
 ・ライヴ・アット・サントリー・ホール '87
 ・ライヴ・アット・イースト1993
 ・コンサート1996
の計5点。
ラスト・ソロはそもそもあんまり聴いていなかったので、今回は見送り。
レーザーディスクのあの大きな円盤がこんなに小さくなって、しかも音は良質。
テクノロジーの進歩に感謝です。
1993年に、下痢で痛む下腹部を押さえながら雨の中で集中して聴いたライブが思い出されます。(笑)
私の場合は、最初に買って観た1985年の映像が最も印象が強いです。
最後のGod Bless The Childを聴き終えたとき、
ひとつのライブを実体験したような感動が沸く作品です。
キースが度々弾いているIt's Easy To Rememberも、
このテイクが一番イキイキしているように思います。
税込みで3,000円切ってますから、CD買うのと全然変わらない価格で
動くキースを見れるのは得ですね^^;
10月にソロコンサートで来日するようです。
SS席12,000円、一番安いA席でも8,000円。
手が出るかなぁ・・・。

2005年5月 8日

BILL EVANS

0e0fba5a.jpg音楽が好きです。
一番好きなカテゴリーはJAZZ。
とりわけピアノトリオが好きで、一番のお気に入りはBILL EVANSです。
定番といえば定番なのですが、
BILL EVANSについて語っているホームページって、なかなかなかったりします。
そこで!というわけではないのですが、1997年9月から彼についてのホームページやってます。
http://www.hat.hi-ho.ne.jp/yasn/
ところがこれが滅多に更新しないページでして・・・。(苦笑)
少なくともデザインがもっとマシに作れれば更新意欲が湧くかなぁと思い、
現在リニューアルを企てています。
このブログでもたまにはJAZZについて私見を述べたいと思っていますが、
彼のピアノに触れたいと思ったら、
Waltz For Debbyというアルバムの"My Foolish Heart"という曲を聴いてみてください。
私はこれで完全にノックアウトされました。