2006年10月18日

mixiミュージックのプレイリスト

mixiミュージックで、今の自分がバラードを選んだらどうなるだろう・・・と思って作ってみたプレイリスト。
15曲、しかも1アーティスト1曲という条件で作ってみると、こうなった。

1. The Nearness of You / Michael Brecker (Nearness of You, The Ballad Book)
2. Be My Love / Keith Jarrett (The Melody at Night, With You)
3. This Night Won't Last Forever / Bill LaBounty (This Night Won't Last Forever)
4. A Fool's Errand / Michael Franks (Abandoned Garden)
5. The Thrill Is Gone / Ray Bryant Trio (The Ray Bryant Trio)
6. Down Here On The Ground / George Benson (Weekend in L.A.)
7. 2nd Movement 04. a) / Bill Evans (Symbiosis)
8. Be Nice To Me / Todd Rundgren (Runt)
9. Candy / Nat King Cole (After Midnight)
10. Haiku / Joey Calderazzo (Haiku)
11. Our Movie / Jimmy Webb (Angel Heart)
12. The Only One / Tom Scott (Desire)
13. Wait For The Magic / Al Jarreau (Tenderness)
14. I Fall in Love Too Easily / Chet Baker (Chet Baker Sings)
15. He's Coming Home / Chris Conner (sings Lullaby of Birdland)
※かっこ内はアルバム名

自分でも渋いなぁ・・・と。
特にJimmy Webbが入っているあたりが(笑)。
次はロック部門ででも作ってみようか。



2006年10月14日

Donald Fagen - Morph The Cat

Morph The Cat by Donald FagenDonald Fagenのソロといえば、1982年に発売された1枚目の"The Nightfly"が衝撃的すぎて、四半世紀近く経過した今でも愛聴盤のひとつである。
このアルバムにはJAZZを感じた。
その反動か、期待しすぎてしまった次作の1993年発売"Kamakiriad"は耳に全く馴染まず、今でもほとんど聴くことがない。
そんな経緯があり、期待しながらも恐る恐る購入したのが、この"Morph the Cat"だ。

で・・・

どうかというと、こりゃあ期待通り!
NightflyでJAZZを感じさせたFagenは、Steely Danの"Two Against Nature"でもそうであったように、このアルバムでも結構タイトでファンキーなのである。
音作りは変化したが、そこにはSteely DanのAjaあたりから、普遍性というか、一貫したものがある。

それは、「無駄な音は一切聞こえない」という点。

高校生のときにAjaを聴いたが、最初はその凄さがまるでわからなかった。
ただ、聴くにつれ、これほど無駄な音を排除したロック・アルバムがかつてあっただろうか?と、ほとほと感心してしまっている。

本作、"Morph the Cat"は、母の死や9.11事件をきっかけに自ずと”命の限り”というものを認識しつつ制作したものだとのこと。
ただ、相変わらずFagenの詞は(僕には)わかりづらく、そのテーマとかモチーフ的なものを完全に腹に落とすまでにはいかないのが本音のところ。
そういう点を考慮しても、サウンドクオリティそのものは極上である。
一番のお気に入りは、シングルカットされた"H Gang"。

やっぱりDonald Fagenにはモノクロジャケットが良く似合う。


Donald Fagen - Morph The Cat

1. Morph the Cat
2. H Gang
3. What I Do
4. Brite Nitegown
5. The Great Pagoda of Funn
6. Security Joan
7. The Night Belongs To Mona
8. Mary Shut the Garden Door
9. Morph the Cat (Reprise)

2006年10月10日

Kedge (冨田恵一) - Complete Samples

Kedge - Complete Samplesソロ・プロジェクトである冨田ラボ(Tomita Lab)、そしてプロデューサーとして日本のポップス・シーンで大活躍の冨田恵一だが、彼の1988年のデビュー作がこの「Complete Samples」。
勿論もう廃盤で、レアアイティムとしてヤフオクなどでもたまに出回っているよう。
僕はアナログ盤しか持っていないのだが、昨年CD化し、今はPCでもipodでも再生できるようなった。
アルバムのジャケには、しっかり「見本盤」の赤い帯。
ある意味、これもレアかもな・・・(笑)。
そんなComplete Samplesを久々に聴くことに。

いいメロディあるなぁ・・・やっぱ。
商業ベースではまったく成功しなかったこのアルバム。
今年の2月にNHKのトップランナーに出演した際、デビュー作ということで、全てを自分の思い通りにできたわけじゃなかったという話をしていたけど、そういう冨田恵一っぽくない部分も随所に出てきて面白い。
歌謡曲チックなのもあるし。。。
でも、ドラムに対する拘りようは、当時から変わらない。

一番のお気に入りは、A面ラスト(アナログ盤ですから・・・w)のソステヌート(Sosutenuto)。
綺麗なメロディのバラードに、パット・メセニーばりのギター・シンセのソロが光る逸品。
この曲のコードアレンジというか、コード進行が好きだなぁ。


Kedge - Complete Samples

1. Chime
2. メリーゴーランド
3. It's So Easy
4. ソステヌート(Sosutenuto)
5. Rolling Like A Heaven
6. ロンド
7. 不思議な侵入者
8. Narcisse
9. Gate To The Mood

2006年10月 2日

Keith Jarrett - At The Blue Note. The Complete Recordings

Keith Jarrett - At The Blue Note. The Complete Recordings休日を利用して久しぶりに聴いた、キース・ジャレットの"Keith Jarrett at the Blue Note: The Complete Recordings"。
全38テイク(曲としては41曲)からなるこのコンプリート盤は、1994年の6月3日~5日の3日間、ニューヨークのブルーノートで行われたトリオのライヴを全て収録したもの。
全く驚いてしまうのは、この3日間のライヴで演奏した41曲のうち、ダブりはPartnersという1曲のみで、あとは全て違う曲であるという事実。
普通、バンドにもレパートリーというものがあって、このようなライヴを3日間で6セットもやると、少なくともいくつかは同じ曲が出てくるはず。
多分そのほうが演奏者も楽だし、馴染みの曲をやれば客も喜ぶ。
スタンダード・ナンバーを共通語としているところが、そこがこのトリオの凄いところなんだろうな。

場を提供したブルーノートの徹底振りも見事で、このライヴに関しては事前に禁煙が伝えられ、演奏10分前からは飲食物のサービスも中断されたのだとか。
緊張感も高まるというもの。
キースのコンサートには度々足を運んでいるが、雰囲気はジャズのコンサートというより、クラシックそのもの。
咳払いさえはばかられる。
そういう背景から、この録音には、ビル・エヴァンスのトリオが1961年にヴィレッジ・ヴァンガードで演ったような雰囲気は微塵もない(笑)。

バラード好きとしては、"Skylark"や"Everything Happens to Me"、"My Romance"がたまらない。
このトリオをブルーノートのようなホールじゃないところで聴けたアメリカ人達が羨ましい限りだ。


Keith Jarrett - At The Blue Note. The Complete Recordings

Friday, June 3rd, 1994, 1st set

1. In Your Own Sweet Way
2. How Long Has This Been Going On?
3. While We're Young
4. Partners
5. No Lonely Nights
6. Now's the Time
7. Lament

Friday, June 3rd, 1994, 2nd set

1. I'm Old Fashioned
2. Everything Happens to Me
3. If I Were a Bell
4. In the Wee Small Hours of the Morning
5. Oleo
6. Alone Together
7. Skylark
8. Things Ain't What They Used to Be

Saturday, June 4th, 1994, 1st set

1. Autumn Leaves
2. Days of Wine and Roses
3. Bop-Be
4. You Don't Know What Love Is / Muezzin
5. When I Fall in Love

Saturday, June 4th, 1994, 2nd set

1. How Deep Is the Ocean?
2. Close Your Eyes
3. Imagination
4. I'll Close My Eyes
5. I Fall in Love Too Easily / The Fire Within
6. Things Ain't What They Used to Be

Sunday, June 5th, 1994, 1st set

1. On Green Dolphin Street / Joy Ride
2. My Romance
3. Don't Ever Leave Me
4. You'd Be So Nice to Come Home To
5. La Valse Bleue
6. No Lonely Nights
7. Straight, No Chaser

Sunday, June 5th, 1994, 2nd set

1. Time After Time
2. For Heaven's Sake
3. Partners
4. Desert Sun
5. How About You?


2006年10月 1日

Bill Evans - Last Trio Live '80

Bill Evans - Last Trio Live '80ビル・エヴァンスが亡くなったのは1980年9月15日。
このパフォーマンスが収録されたのが1980年8月9日。
エヴァンスが亡くなる前に病院に運ばれた時、医者が呆れるほど手遅れ状態だったというから、その1ヶ月前にこの演奏が映像に収められたとき、かなり具合が悪かっただろうと思うのが普通だろう。
そういう事情を知らない人が「この1ヵ月後に亡くなったんだよ。それも事故じゃなくて肝硬変とかでね。」と教えられたとしたら、かなり驚くだろう。
それほど、この演奏は完成度が高く、不調と思わせる兆候を感じさせない。

1曲目の"Re: Person I Knew"から、ピアノとベースが絶妙に絡む。
マーク・ジョンソンというこの若き(この頃は)ベーシストはたいしたもんだなぁ~とつくづく思うのだが、彼のインタープレイはラファロを彷彿とさせるくらい刺激的でありながら、その滑らかな絡み方は特有で、エヴァンスのピアノにすんなり、かつ見事にマッチしてしまうから怖い。
"Nardis"という曲は、個人的に最も好きな"Explorations"からかなり形を変えてしまっているが、「このトリオで演奏するのが楽しくてたまらない」と言っていたエヴァンスが、「ジョンソンとラバーバラのトリオでこの曲を演奏するならこの形!」と主張しているんだろうな。。。

最後の"Nardis"で、マーク・ジョンソンのソロが終わってトリオが一緒に演奏し出すときに見せるエヴァンスの微笑みに、彼がこのトリオを愛していた証を見るような気がする。
以前の記事でも書いたが、インタビューを受けるときに正面から写るエヴァンスの顔のやつれ方は尋常じゃない。
ちょっと哀しくなる。

ちょっと奇異に感じたのは、ライヴ終了後、エヴァンスがインタビューを受けているときにバンド撤収の絵が写るのだが、マーク・ジョンソンもジョー・ラバーバラも自分で楽器を片付けている。
誰かお手伝いはいないのかなぁ・・・と(笑)。


Bill Evans - Last Trio Live '80

1. Re: Person I Knew
2. The Days of Wine and Roses
3. Your Story
4. Nardis
5. Interview