2008年1月26日

Herbie Hancock - River: The Joni Letters

Herbie Hancock - River: The Joni Lettersハービー・ハンコックの最新作を購入。
好きなピアニストではあるものの、ハービーの新作が出たからと言ってすぐ食いつくほうではない。
実際、本作も去年の秋発売だし。
今回は、自分が地味にファンであるジョニ・ミッチェルへのトリビュートという部分にちょっとそそられてしまった。
選曲は、ジョニ・ミッチェルの代表作から選りすぐってというものではないようだ。
実際、HejiraとかWoodstockも入ってないし。
影の名曲と思っているEdith and the Kingpinなんて選んでいるのは、ちょっとグッとくる。 でもこの曲のボーカルにTina Turnerを持ってくるとは・・・。

アルバム全体は、何か抽象画を鑑賞しているかのような雰囲気。
歌ものテイクでは、ウエイン・ショーターのサックスが良いアクセントになっている。
個人的にはインストテイクのBoth Sides NowとA Case of Youが気に入った。
A Case of Youは、ダイアナ・クロールの弾き語りにずーっとやられまくっているが、こちらもなかなかの出来じゃなかろうか。

ハービーのジャズピアノをどっぷり聴きたいという人には全く不向きかも。
ただ、アリなんじゃない?っていう作品ではある。


Herbie Hancock - River: The Joni Letters

1. Court and Spark featuring Norah Jones
2. Edith and the Kingpin featuring Tina Turner
3. Both Sides Now
4. River featuring Corinne Bailey Rae
5. Sweet Bird
6. Tea Leaf Prophecy featuring Joni Mitchell
7. Solitude
8. Amelia featuring Luciana Souza
9. Nefertiti
10. Jungle Line featuring Leonard Cohen
11. A Case of You [Bonus Track]

2008年1月10日

Scott LaFaroのベースの真髄は4ビートにある

Scott LaFaroという人は、本当に凄いベーシストである。
ミュージシャンとしての活動は、1961年に交通事故で急逝するまで本当に短いものだが、それまでのジャズベースの概念を完全に覆してしまった。
ビル・エヴァンスのトリオで聴けるラファロの攻撃的なインタープレィは、”リズムセクションとして、たまにソロを取る楽器”という常識を書き換えてしまったし、Jaco Pastoriusに代表されるその後のベーシストに道を拓いたといっても過言じゃない。

しかし、インタープレィの凄さばかりで、あまり取りざたされないのは、LaFaroのベースの4ビート奏者としての顔である。
Booker Little久々に聴いたTime盤の「Booker Little」。
このアルバムは、1960年4月、LaFaroが弱冠24歳のときの録音だが、ここで聴けるLaFaroのベースの凄さは、インタープレイじゃなくて、うねる様な4ビートの極太ウォーキング・ベースだ。
これは、LaFaroがエヴァンス・トリオに在籍中のセッションで、拙サイトで書いたThe 1960 Birdland Sessions」の合間にあたる。
冒頭の"Opening Statement"一発で、その凄さを体感できる。
ベースラインは流暢かつ非常によくスイングし、グルーヴし、僕のようなリスナーさえ唸らせる。
ジャズ・ベースに興味ある人には是非聴いてもらいたい逸品。

ちなみに、このアルバムのリーダーであるBooker Littleも、この翌年の1961年に、23歳という若さでこの世を去っている。
惜しいなぁ。
トランペット奏者としてのBooker Littleも素晴らしいけど、この音源を聴くと、作曲家としての彼の才能はこれから開花するはずだったのに・・・と思ってしまう。

Booker Little

1. Opening Statement
2. Minor Sweet
3. Bee Tee's Minor Plea
4. Life's a Little Blue
5. The Grand Valse
6. Who Can I Turn To


Scott LaFaro

2008年1月 9日

Bill Evans & Don Elliott / Tenderly

昨日は久々に都心へ。
プータローなので、往復で1,000円かかる交通費は痛いが、野暮用があったからしょうがない。
半月ちょっとぶりに前職の同僚と会って、昼食。
汐留から銀座まで歩きながら、新調したカメラで撮影練習。
有楽町のビッグカメラで書籍を購入し、それからひたすら歩く。
天気が良かったのもあるけど、考えたら150円払えば行ける秋葉原まで、延々歩く。
日頃の運動不足も祟り、秋葉原についた頃にはもう疲れてて、気力も失せてたのだが、それでも石丸電気SOFT3までたどり着き、備え付けのリスニングチェアで休憩(笑)。
その後予定していたお茶の水訪問も断念し、高価なレア盤によだれが出そうになるのを抑えつつ、つつましく「Bill Evans & Don Elliott / Tenderly: An Informal Session」を1,200円で購入し、志半ばにしてCD探しを終了。
本当はJoey Calderazzoの探し物があったんだけど・・・。

Bill Evans & Don Elliott / Tenderly: An Informal Sessionというわけで、帰宅後、今まで存在は知りつつもパスしていた「Bill Evans & Don Elliott / Tenderly: An Informal Session」を聴く。
ん~、緊張感ないなぁ(笑)。
しょうがないか・・・、和気あいあいセッションだもんね。
それでも、エヴァンスの流暢なフレージングが随所に聴ける。
同じ時期のNew Jazz Conceptionsなんかはどうも固い雰囲気がするけど、こちらはインフォーマル・セッションだからノビノビしていて、左手もよく動いている。
アルバムとしての完成度は求めるべくもないが、ちょっと脇道にそれてみたくなったエヴァンス・ファンには恰好の素材かも知れない。


Bill Evans & Don Elliott / Tenderly: An Informal Session

1. Tenderly
2. I'll Take Romance
3. Laura
4. Blues #1
5. I'll Know
6. Like Someone In Love
7. Love Letters
8. Thou Swell
9. Airegin
10. Everything Happens To Me
11. Blues #2
12. Stella By Starlight
13. Funkallero