João Gilberto in Tokyo
ジョアン・ジルベルトのギターと、流れるようなアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノ、それにかぶってくるスタン・ゲッツのサックス。
「Getz/Gilberto」というアルバムは何度聴いても飽きない、素晴らしいボサノヴァ・アルバムだ。
しかし、巨匠ジョビンの名前を冠に持ってこず、Getz/Gilbertoとしたのはどうしてかな?と疑問に思った。
今でもその疑問は解決しないままなんだけど。
アントニオ・カルロス・ジョビンという人はかなり高名で、"ジョビンに捧ぐ"的な作品も多い。
ただ、あまり知られていないと思うが、ジョアン・ジルベルトその人こそ、「ボサノヴァの神」と呼ばれている人だ。
この「João Gilberto in Tokyo」というアルバムは2003年9月、ジルベルトが72歳にして初来日した時の模様を記録したライヴ録音。
全編ギターの弾き語りだから、気合を入れて前のめりになって聴く人は、肩透かしを食らうかもしれない。
好きな人にはたまらないんだけどね。
この日のパフォーマンスは、ジルベルト本人をして、
「こういうオーディエンスを何十年も探し求めていた」
「もしあのとき死んでいたなら、それは神に祝福された死であっただろう」
と言わしめたほど、充実したライヴだったようだ。
その場に居合わせた人が羨ましい。
聴き入るのも良し、浸るのも良し、勿体ない気もするけどBGMにしても良し。
とにかく、ジルベルトが語りかけるように奏で、そして聴かせる、最高のボサノヴァがここに。
- Acontece que Eu Sou Baiano
- Meditação
- Doralice
- Corcovado
- Este Seu Olhar
- Isto Aquí O Que É?
- Wave
- Pra Que Discutir Com Madame?
- Ligia
- Louco
- Bolinha de Papel
- Rosa Morena
- Adeus América
- Preconceito
- Aos Pés da Cruz


