2008年10月 6日

João Gilberto in Tokyo

ジョアン・ジルベルトのギターと、流れるようなアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノ、それにかぶってくるスタン・ゲッツのサックス。
Getz/Gilberto」というアルバムは何度聴いても飽きない、素晴らしいボサノヴァ・アルバムだ。
しかし、巨匠ジョビンの名前を冠に持ってこず、Getz/Gilbertoとしたのはどうしてかな?と疑問に思った。
今でもその疑問は解決しないままなんだけど。

アントニオ・カルロス・ジョビンという人はかなり高名で、"ジョビンに捧ぐ"的な作品も多い。
ただ、あまり知られていないと思うが、ジョアン・ジルベルトその人こそ、「ボサノヴァの神」と呼ばれている人だ。

João Gilberto in Tokyoこの「João Gilberto in Tokyo」というアルバムは2003年9月、ジルベルトが72歳にして初来日した時の模様を記録したライヴ録音。
全編ギターの弾き語りだから、気合を入れて前のめりになって聴く人は、肩透かしを食らうかもしれない。
好きな人にはたまらないんだけどね。
この日のパフォーマンスは、ジルベルト本人をして、
「こういうオーディエンスを何十年も探し求めていた」
「もしあのとき死んでいたなら、それは神に祝福された死であっただろう」
と言わしめたほど、充実したライヴだったようだ。
その場に居合わせた人が羨ましい。

聴き入るのも良し、浸るのも良し、勿体ない気もするけどBGMにしても良し。
とにかく、ジルベルトが語りかけるように奏で、そして聴かせる、最高のボサノヴァがここに。


João Gilberto in Tokyo

  1. Acontece que Eu Sou Baiano
  2. Meditação
  3. Doralice
  4. Corcovado
  5. Este Seu Olhar
  6. Isto Aquí O Que É?
  7. Wave
  8. Pra Que Discutir Com Madame?
  9. Ligia
  10. Louco
  11. Bolinha de Papel
  12. Rosa Morena
  13. Adeus América
  14. Preconceito
  15. Aos Pés da Cruz