3人のピアニスト ~ それぞれの”Solar”
Solarという曲。
もともとマイルス・デイヴィス作曲によるものだが、彼自身の演奏にはそれほど強い興味がなく、好きなピアニストの演奏についつい耳が行く。
まずは何といってもビル・エヴァンス。

Bill Evans - Sunday At The Village Vanguard
1961年6月25日に行われた、伝説的なヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ録音である。
キース・ジャレットが「Tribute 」というアルバムのなかで、ビル・エヴァンスにささげる形でSolarを演奏しているが、キースもこのエヴァンスの演奏に相当インパクトを受けた証だろう。
この1961年という時期・時代に、このような破天荒な演奏をしたこと自体、かなり実験的かつ前衛的な試みじゃなかっただろうか。
このテイクは後のフリージャズに通ずる奔放な演奏なのだが、ともすればバラバラになりがちな楽器ごとの独自なパフォーマンスが、妙に一体感を持って聴けるところが素晴しい。
よくこのトリオのことを正三角形と表現されるが、まさにピアノ、ベース、ドラムが対等な関係でバランスが取れている。
お次はキース・ジャレット。
彼はこのSolarという曲をインプロヴィゼーションの素材として使用する傾向があるらしく、所持しているCDのなかでも「Tribute」、「At the Deer Head Inn」の2テイクを愛聴している。
Deer Head Innのほうは、ドラムがエヴァンス・トリオで前述の「Sunday At The Village Vanguard」の三角形の一辺であった、ポール・モーシャン(モチアンじゃない)という因縁めいた組み合わせ。
どちらかというと、「Tribute」のほうが好きだけど、実はキースのSolarのなかで一番のお気に入りは、DVDになっている「ソング・ブック ライヴ・アット・サントリー・ホール’87」のテイク。
Keith Jarrett - Solo Tribute (邦題:ソング・ブック ライヴ・アット・サントリー・ホール’87)
ソロだからやりたい放題なのだが、途中でバロックっぽい弾きまわしが聴けるなど、このキースもかなり熱い。
最後はブラッド・メルドー。

Brad Mehldau - The Art of the Trio, Vol. 4: Back at the Vanguard
ビル・エヴァンスのパフォーマンスから28年後、このSolarという曲を、エヴァンスと同じヴィレッジ・ヴァンガードでライブ録音している。
メルドーのSolarも、これまた凄い。
冒頭はリラックスしたタッチなのだが、中盤から後半にかけて、縦横無尽に展開される右手に加え、左手のコードが徐々に分厚くなっていく。
次第に熱くなっていくメルドーが、あたかもそこに居るような感じでわかる。
この気迫を感じさせるSolarが、僕の最近の一番のお気に入りなんだなぁ。
僕がこの3人に飽きてしまうことはありえないのだが、機会をみて他のパフォーマーのSolarも、是非聴いてみたい。
もともとマイルス・デイヴィス作曲によるものだが、彼自身の演奏にはそれほど強い興味がなく、好きなピアニストの演奏についつい耳が行く。
まずは何といってもビル・エヴァンス。

Bill Evans - Sunday At The Village Vanguard
1961年6月25日に行われた、伝説的なヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ録音である。
キース・ジャレットが「Tribute 」というアルバムのなかで、ビル・エヴァンスにささげる形でSolarを演奏しているが、キースもこのエヴァンスの演奏に相当インパクトを受けた証だろう。
この1961年という時期・時代に、このような破天荒な演奏をしたこと自体、かなり実験的かつ前衛的な試みじゃなかっただろうか。
このテイクは後のフリージャズに通ずる奔放な演奏なのだが、ともすればバラバラになりがちな楽器ごとの独自なパフォーマンスが、妙に一体感を持って聴けるところが素晴しい。
よくこのトリオのことを正三角形と表現されるが、まさにピアノ、ベース、ドラムが対等な関係でバランスが取れている。
お次はキース・ジャレット。
彼はこのSolarという曲をインプロヴィゼーションの素材として使用する傾向があるらしく、所持しているCDのなかでも「Tribute」、「At the Deer Head Inn」の2テイクを愛聴している。
Deer Head Innのほうは、ドラムがエヴァンス・トリオで前述の「Sunday At The Village Vanguard」の三角形の一辺であった、ポール・モーシャン(モチアンじゃない)という因縁めいた組み合わせ。
どちらかというと、「Tribute」のほうが好きだけど、実はキースのSolarのなかで一番のお気に入りは、DVDになっている「ソング・ブック ライヴ・アット・サントリー・ホール’87」のテイク。
Keith Jarrett - Solo Tribute (邦題:ソング・ブック ライヴ・アット・サントリー・ホール’87)
ソロだからやりたい放題なのだが、途中でバロックっぽい弾きまわしが聴けるなど、このキースもかなり熱い。
最後はブラッド・メルドー。

Brad Mehldau - The Art of the Trio, Vol. 4: Back at the Vanguard
ビル・エヴァンスのパフォーマンスから28年後、このSolarという曲を、エヴァンスと同じヴィレッジ・ヴァンガードでライブ録音している。
メルドーのSolarも、これまた凄い。
冒頭はリラックスしたタッチなのだが、中盤から後半にかけて、縦横無尽に展開される右手に加え、左手のコードが徐々に分厚くなっていく。
次第に熱くなっていくメルドーが、あたかもそこに居るような感じでわかる。
この気迫を感じさせるSolarが、僕の最近の一番のお気に入りなんだなぁ。
僕がこの3人に飽きてしまうことはありえないのだが、機会をみて他のパフォーマーのSolarも、是非聴いてみたい。


