Tomita Lab Concert (DVD)
冨田ラボのコンサートDVD、「Tomita Lab Concert」が遂に発売。Jazz好きの僕に取って、聴きたいCD等はほとんど全てが既に発売済みのものなので、リリース日待ちという現象はあまり起こらないのだが、このDVDは久々にリリースを待ち焦がれたw
このDVDの中身になっている、今年3月19日に行われたSHIBUYA-AXのコンサートには、普段ライブに行くことがない自分が、珍しく足を運んだ。
そのパフォーマンスについては拙ブログで当時書いているが、一回きりの公演であり、しかも即日、というより数分で完売(当初はチケット取り損ねたw)というだけあって、かなり優越感を感じる特別なものになった。
行きたくても行けなかった、地方の方々には申し訳ないが・・・。
で、肝心のDVD。
トークを含めてほぼノーカットというだけあって、見ごたえがある。
思い起こせばこのコンサート、オープニングの"Waltz"というナンバーの力強いパフォーマンスで、既にかなり持っていかれていた。
そう、ライブのオープニングナンバーというのは、その夜のパフォーマンスのトーンをセットするという意味では凄く重要なのである。(かなり英語直訳的な表現だけどw)
いわゆる、昔で言うLPのA面1曲目というやつ。
観客のノリを重視するなら4の倍数のリズム。
でもオープニングは3の倍数から始まる。
「このコンサートには間違いなく期待が持てる!」と予感させる意味では、素晴らしいオープニングだった。
冨田サウンドというと、やはりかかせないのはストリングス。
その意味でこのライブでの金原千恵子ストリングスの存在はかなり大きい。
畠山さんの「罌栗」、ハナレグミの「眠りの森」、「Prayer On The Air」など、ストリングスなきゃ!というナンバーでは、かなりの威力を発揮してるし、やはり弦が冨田サウンドの重要な部分っていうのが、パフォーマンスを通して凄く良くわかる。
「Blue Ⅱ」はかなり面白い。
ここではサポートミュージシャンの実力がいかんなく発揮されている。
サックス、ベース、ドラムの皆さん、かなり素晴らしい。
「耐え難くも甘い季節」では実力の半分も出ていない冨田のギター、ここでは炸裂って感じ。 ジョン・スコ(ジョン・スコフィールド)ばりだな。
しかし、歌もの期待できたポップスファンのお客さんは面食らっただろうな。
フォービートなんて(笑)。
実際に観たコンサートでも同じ印象だったのだが、やはりSaigenjiのパフォーマンスが、このコンサートのヴォーカル部分のMVPである。
スキャットに触発されたリズムセクションの演奏がこれまた素晴らしい。
冨田ラボのスタジオテイクは相当な完成度であるため、ライヴ演奏ってどうなるんだろう・・・と、少しは心配していた。
しかし、ブラスセクションにストリングスを従え、ライヴでもあくまでサウンドの完成度に妥協しないという姿勢で応えてくれた。
サポート・ミュージシャンではベースとドラムが最高のプレイをしている。
「Blue Ⅱ」と「Prayer On The Air」のベースはフレットレスに聴こえるんだけど、実際のところはどうなんだろう・・・。
当日は、はるばる遠方からお越しになった方に27年ぶりくらいにお逢いできたし、大学時代の友人と同窓会みたいになっちゃったし。
プライベートな意味でも楽しかった。
また(こういうコンサートを)やりたい、とは本人談。
さて、この後の冨田恵一の活動って、どんな展開になるのだろうか。
TOMITA LAB CONCERT at Shibuya-AX 2006.3.19
[第1部]
01. Waltz
02. 罌栗 / 畠山美由紀
03. 耐え難くも甘い季節 / 畠山美由紀
04. ずっと読みかけの夏 / CHEMISTRY
05. しあわせのBlue / 武田カオリ(Tica)
06. 道 / 武田カオリ(Tica)
07. Shiplaunching
08. プラシーボ・セシボン / 高橋幸宏+大貫妙子
[第2部]
09. Blue Ⅱ
10. Like A Queen / SOULHEAD
11. アタタカイ雨 / 田中拡邦(MAMALAID RAG)
12. 香りと影 / キリンジ
13. 乳房の勾配 / キリンジ
14. Shipyard(edition1) / Saigenji
15. 太陽の顔 / Saigenji
16. 恋は傘の中で愛に / Ryohei
[ENCORE]
17. 眠りの森 / ハナレグミ
18. Prayer On The Air
19. Waltz ~Reprise~
[CLIPS]
1. プラシーボ・セシボン feat. 高橋幸宏+大貫妙子
2. ずっと読みかけの夏 feat. CHEMISTRY
3. アタタカイ雨 feat. 田中拡邦(MAMALAID RAG)
4. Like A Queen feat. SOULHEAD

