Super Bowl XLIII 戦評

Pittsburgh Steelers 27 - 23 Arizona Cardinals
面白い試合だった。
第4Qの残り2分といえば、サッカーでいうところの後半ロスタイム。
そこまで勝負がどっちに転ぶかわからない試合というのは、観ている者を釘づけにしてしまう。
去年のスーパーボウルもドラマチックなエンディングだったが、今年はそれ以上の劇的な展開だったなぁ。
スーパーボウルは1979年の第13回大会から欠かさず観ているが、中にはどうしようもない凡戦もある。
自分がニューオリンズで観戦した第24回大会は、史上稀にみる凡戦と思える内容で、比べると、今年の試合をタンパで観戦できた人たちが羨ましくてしょうがない。
ピッツバーグ・スティーラーズ対アリゾナ・カーディナルスのこの試合、戦前の予想は大方ピッツ有利。
個人的には、判官びいきもあり、アリゾナの応援にまわる。
この試合、NFLナンバーワンであるスティーラーズの守備に対し、カーディナルスのパス中心の攻撃がどこまで通用するかというところに焦点が集まっていた。
その見方は間違っていないのだが、仮にカーディナルスのオフェンスがピッツのディフェンスとガチンゴで渡り合える状況になった場合、お世辞にも攻撃に爆発力があるとは言えないスティーラーズが不利になるのではないか、と思っていた。
実際のところ、第4Qはまさにそんな展開になった。
残り2分半までは・・・。
残り2分37秒でカーディナルスが見事なTDを決めた時、興奮する傍ら、「ヤバいな・・・」と思った。
時間を残し過ぎた。
ふと、第23回のベンガルズ対49ersのゲームが頭をよぎった。
あの時は残り3分から、ジョー・モンタナが歴史に残るドライブを完遂して、見事な逆転勝利をあげた。
今日のカーディナルスとて、恐らくあれほどの見事なTDが決まると思っていなかったわけで、相手エンドゾーンまで行くのにもう少し苦労と時間を要すると想定していたはず。
その時点では嬉しい誤算だったろうが・・・。
ゲームにはタラレバがないとしても、やはり大方の解説通り、第2Qの最後のところで、インターセプト・リターンTDをくらったのが、返す返すも痛い。
FGを決めていれば同点。
もしあのドライブでTDを決めていた状況なら前半をリードして折り返せた。
その想定と14点の違い。
イタすぎる。
もうひとつふたつ敗因をあげれば、スティーラーズが、カーディナルスのディフェンスの穴を29番のCBとみて、徹底的に突いてきたこと。
このCBのサイドで、かなりヤードを稼いだはずだ。
もうひとつはペナルティ。
特に第3Qのスティーラーズのドライブでは、勿体ないペナルティを繰り返し、相当時間を使われてしまった。
TDを奪われなかったというのは、この場合は良く解釈しすぎで、時間を使ってボールコントロールされるということは、ゲームのイニシアチブを相手に渡すということ。
しかしまぁ、面白いゲームだった。
下馬評ではアンダードッグだったアリゾナ・カーディナルスは、よく戦ったんじゃないかな。
有給休暇の価値は十分にあった^^
来シーズンは、我がダラス・カウボーイズの復活に期待!

